NHKニュース おはよう日本 (特集)
去年秋パリで開かれた催しでは三線の音に合わせパリジェンヌたちが沖縄の踊りを踊っていた。そして現地の県人会に10丁の三線が贈られた。三線を届けたのは沖縄県うるま市の団体。世界の兄弟へ三線を贈るプロジェクト代表の勝連盛豊は三線を世界各国に贈る活動を10年以上続けている。県民に協力を呼びかけ眠っていた三線を手入れして送り続けているという。原点は約50年前サンパウロの郊外でドライブをしていたら、三線の音が聞こえてきたことだという。活動には県系人のウチナーンチュネットワークが生きた。トルコにも初めて贈られた。橋渡しをしたのは三線を愛する日本の外交官。プロジェクトはウチナーンチュの枠を超えて広がり始めている。三線が弾けないという勝連は、三線職人の又吉章盛の助けを借り、無償で修理を引き受けてもらっている。勝連は若い世代には沖縄の文化と共に羽ばたいてほしいと思っている。