不染鉄の絵

2026年8月11日放送 21:36 - 21:48 テレビ東京
開運!なんでも鑑定団 (開運!なんでも鑑定団)

依頼人は、今年4月放送の出張鑑定in阿波に登場した森さん。お宝は、不染鉄の絵。不染鉄は、戦後表舞台に出ることなく活動を続けたため、幻の画家と呼ばれている。森さんはこの絵を5年ほど前にフリマアプリで13万5000円で購入。結果は本物で35万円だった。本番後、スナックを貸し切って祝勝会を開催。森さんはその最中にスゴいお宝をゲットしたという。ネットオークションで気になる絵を購入したという。最終的には40万をはるかに超える額で落札。購入したお宝は、不染鉄の絵。不染鉄は、1891年東京・小石川にある光圓寺の住職の子として生まれる。当時僧侶が妻帯することは世間的にはまだ認められていなかったため、住職は妻の存在を隠し息子の素性を伏せた。そんな境遇への不満からか、寺を継ぐ気は毛頭なく好き勝手に暮らしたいと画家を志した。23歳の時、日本美術院の研究会員になると、天賦の才を発揮。横山大観らが確立した朦朧体をすぐさま習得。しかしすぐに行き詰まり結婚したばかりの妻を捨て、特有の風景や文化が格好の絵の題材として、当時画家たちの憧れの地であった伊豆大島に渡る。そこで3年間、漁師の真似事をしながら絵を描いて暮らした。26歳で一念発起し、京都市立絵画専門学校に入学。茅葺の民家や人気のない農村の風景を繰り返し描き、自己のスタイルを模索。卒業2年後に大作「山海図会(伊豆の追憶)」を発表。戦後は奈良に居を移し、中央画壇とは距離を置き気ままに創作。そのため評価の対象になることはなかったが、より自由に、より純粋に自己の世界を追求することができた。多くの尊い命を奪った戦争への怒りと悲しみを込めて描いた「廃船」。無縁仏に心を寄せ筆を執った「春風秋雨」には「有名になれずこんな画をかくようになっちゃった だけどいいよねぇ」という言葉を添えた。生まれ育った小石川の光圓寺を追憶した「落葉浄土」は晩年の傑作。依頼品に描かれているのは、イチョウの木で、黄色い落ち葉が地面を覆い尽くす。根本には小さな地蔵菩薩。詳しく調べたところ、不染鉄が生まれた光圓寺に、依頼品とよく似た画が収蔵されていることが判明。


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