めざましテレビ NEWS
アメリカのトランプ大統領はワシントンに戻る大統領専用機の機内で、貿易の不公平を口にした。日米の関税交渉に関し日本との合意に否定的な見通しを示した上で、「日本は30、40年我々から搾取してきた、取引するのが本当に難しい」と強い不満を顕にした。24%としていた日本への相互関税について、30~35%へのさらなる引き上げを示唆。イギリスの経済紙・フィナンシャル・タイムズは「世界4位の経済大国に対して関税を引き上げるという脅威は世界貿易戦争を再燃させる懸念を強めることになる」などと報道。日本商工会議所・小林健会頭は「バカにした交渉のやり方だと思う」などと話した。きのうの日経平均株価は一時500円以上値下がりし、輸出関連銘柄を中心に売り注文が先行した。日本政府は交渉戦略の見直しを迫られる可能性がある。