午後LIVE ニュースーン トクシュ~ン
第26回上海国際映画祭(6月)で日本のアニメ監督の作品が最優秀賞を受賞。「きみの色」を手がけたアニメーション監督・山田尚子さんの才能にほれ込んだのはアニメーション監督・新海誠さん(世界で300億円以上の興行収入を記録した「君の名は。」の監督)。2人の強い希望で対談が実現。互いの作風を強く意識してきた2人の共通点は10代の若者の気持ちを描き続けてきたこと。山田尚子さんは京都アニメーション出身。2016年に公開された映画「聲の形」が話題。新海誠さんは「君の名は。」、「天気の子」、「すずめの戸締まり」などがヒット。語り合ったのは描き続けてきた10代へのこだわりについて。「きみの色」に登場するのは悩みを抱える3人の高校生。音楽を通じ互いを理解していく。今月23日、名古屋で高校生に向けて試写会が行われた。感じているのはインターネットやSNSなどの大量の情報が若者のふるまいに深く影響していること。複雑さを増す社会の中で自分を探し続ける若者たち。新海誠は、10代が今感じている喜び、苦しさ、孤独はいつか失われる可能性がある、僕はそれをできれば覚えておいてほしい、などとメッセージを送った。山田尚子さんは、そういう気持ちって大事と思いつつ、もう少し時間がたてばすごく楽になる瞬間が来るかも、決まった未来では絶対ないはず、などとエールを送った。