地球イチバンミニ 世界一“美しい鳥”を探せ
ケツァールが山間の森に住んでるという事で、中村靖日は緑の山と呼ばれるモンテベルデに向かった。しかし目的地に近付くと霧が深くなっていった。モンテベルデはバードウォッチングの聖地と呼ばれ観光客が各地から集まってくる。ケツァール探しは霧が出るまでの午前中が勝負。霧で育つ蘭は50種類存在。高さ200mに張られたワイヤーで森から森へ移動しケツァールを探した。
中村靖日がウィルフォード・ギンドンさん一家の元を訪れた。ギンドンさん一家は動物や自然を守りながら共に暮らしてきた。ギンドンさん夫妻は1950年に移住してきたアメリカ人だった。中村靖日はケツァールを探すべくコスタリカで標高3000mを超えるセロ・デ・ラ・ムエルテにあるロッジ「ケツァール展望台」を訪れた。レオノール・セラーノさんらはケツァールが好む木を植林していて、ケツァールに遭遇するには高確率な場所。中村は翌朝にセラーノさんらが植林したという森に向かい、ガイドを務めるジェイソンさんが鳴き真似でケツァールを呼び寄せた。そして追い求めたケツァールを望遠鏡のレンズを通して目の当たりにし、ジェイソンさんと喜びを分かち合った。