日曜討論 第2部
上海協力機構は、中国とロシアが主導する。インド・イランなど、20か国以上の首脳が出席。習近平主席は、アメリカのトランプ政権を念頭に、冷戦思考や陣営対立に反対し、世界の多極化を提唱し、加盟国の結束を呼びかけた。中国は、アメリカとの関係が悪化している。中国政府はレアアース関連の輸出規制を強化した。トランプ大統領は中国からの輸入品に100パーセントの追加関税をかけると発表。発動は来月1日から。国分さんは、中国は世界にどう向き合おうとしているのかに関心があるという。閉鎖的な中国になっている。中国との交流が難しくなっている。中国は統制を強めている。外交は内政の影響だ。一帯一路も元気がなくなっている。小谷さんは、アメリカが内向きになっている中で、中国はグローバルに存在を示そうとしているという。アメリカが作ってきたビジョンを中国が補っていくというアプローチをしているが、アメリカに代わる準備はできていない。アメリカのトランプ大統領は、一期目のときは中国と向き合おうとしていたが、いまは中国を変えようとする意思はみられない。中西さんは、アメリカは内政に関心がある。中国との対立関係のリスクを見て置かなければいけないという。大庭さんは、トランプ外交は問題が多い。しかし、戦後、世界においてのパワーは大きかった。まだ市場は魅力的だ。ただし、今のやり方は、信頼を失っていく。その中で中国はやる気を見せている。東南アジアとしては米中に喧嘩はしたくない。中国は国内の問題を抱えている。日本に対して投資を求めている。対外的には強硬な姿勢を見せている。失業率も高い。アメリカ、周辺諸国と対立が深まる懸念がある。国分さんは、習近平体制が強肩化しているという。習近平のあとはどうするのか。世界中で議論になっている。中国の中で、対立が起きているだろう。改革解放に戻らなければいけない。日本は中国と対立姿勢をとることはないと中西さんがいう。麻生さんは、台湾との関係は緊密だ。台湾を日本が防衛ゾーンに入れる認識を中国が持つ可能性があるという。国分さんは、中国とパイプがなくなっているという。研究者も中国に行くのが怖くなっている。中国は経済が苦しい。新しい政権になっても対話をしなければいけない。有識者の懇談会も日本政府やらなければいけない。