モーサテ (ニュース)
イランは23日、核施設を攻撃したアメリカへの報復として中東カタールにあるアメリカ軍基地に対する攻撃に踏み切った。死傷者は出なかったが、イランは攻撃の後、「悪事を繰り返せばこの地域のアメリカ軍の支柱を崩壊させる」と警告している。アメリカのトランプ大統領は自身のSNSへの投稿で「イランからは事前に攻撃の通告があった」と明らかにした。トランプのSNSによると、イランから発射されたミサイルは14発で、そのうち13発はカタールなどが迎撃した。1発は外れたためほとんど被害はなかったという。アメリカのCNNニュースなどによると、攻撃対象となった基地では先週、駐機場から航空機のほとんどを移動していた。アメリカの国務省は事前にカタール在住のアメリカ人に対して自宅待機を要請するなど対応していたという。イランでの被害が拡大すればイスラム体制の維持に影響がでる可能性やカタールなど中東の各国にあるアメリカ軍基地への攻撃は対イスラエルで同情的だった周辺の国から反発を招き、イランが孤立を深めるリスクもある。