モーサテ (ニュース)
日本時間の21日未明、アメリカのトランプ氏が第47代大統領に就任する。ワシントン市内では就任式を控え、多くの道が通行止めになっている。また選挙戦でトランプ氏に対する銃撃事件も起きたことから、警察官や州兵らによる厳戒態勢が敷かれている。トランプ氏はすでにワシントンに到着していて、ヴァンス次期副大統領とともにワシントン近郊のアーリントン国立墓地で献花を行った。トランプ氏は、支持者らを集めた集会を開き演説する予定だ。就任式の日は厳しい寒さが予想されることから、1985年のレーガン大統領以来、40年ぶりに屋内での開催となる。就任演説について、トランプ氏の周辺は「自らがすべての国民のための大統領であることを明確に伝えるものになる」としていて、団結や力強さをアピールするものになりそうだ。
トランプ氏は大統領就任初日から、バイデン政権の政策の大転換を図る見通しで、「TikTok」の再開に向けた大統領令に署名することを明らかにした。さらに不法移民を排除するための措置や「パリ協定」からの再離脱などを矢継ぎ早に打ち出す見通しだ。またメキシコやカナダ、中国に対する関税引き上げを実際に行動に移すかも焦点になっていて、就任後すぐにおよそ100本前後の大統領令に署名する可能性も取り沙汰されている。