首都圏ネットワーク (銀座線ウィーク)
アダチ版画研究所では伝統的な木版画の技術で浮世絵の復刻版を制作している。所属する職人は10人。ここで技を身に着けた20代の職人たちが活躍している。鈴木さんは美術大学を卒業後、この工房に入ったという。絵師が描いた絵を元に、木の板を掘り、版木を作るのが彫師。その版木に色を塗り、和紙に摺るのが摺師。アダチ版画研究所は彫師と摺師のプロ集団。鈴木さんは摺師。最初に濃い色で絵のアウトラインを色付ける。色を作り出すのが摺師の腕の見せ所。傾斜によって独特のぼかしが生まれるとのこと。1日に100枚以上摺ることもあるとのこと。