みみより!解説 (みみより!解説)
今回は自分の住まいが浸水したらどうしたら良いのか考える。2023年の国交省まとめでは、床上浸水約9100棟、床下浸水約1万79000棟。信州大学・中谷岳史助教は、2019年の台風で床上浸水した。その経験から、住宅浸水への対策を研究し、現在被災地支援も行っている。床上浸水の応急対策は、作業の前にブレーカーを落とし、被害を写真撮影する。写真は罹災証明書・保険の申請に使う。濡れた畳などを敷いて滑り止めにし、できるだけ早く室内の清掃を行う。浸水被害ゴ48時間でカビが急激に増加し、室内の清掃を急ぐ必要がある。引取ではカビは防止できないため、中性洗剤を使いモップなどで床洗浄する。床下浸水の応急対策にはダクトファンを使うのがオススメ。床板をやズサ無くても点検口から床下全体に風を通し乾燥は可能。床解体だと生活できないため、泥を除去せず乾かす方法が良い。住宅浸水は早く手助けを求めるのが重要。住宅は私有財産のため行政サポートはすぐには届かず、周囲の人やボランティアなどに早く手伝いに来てもらう。水害リカバリーマニュアルは国内では未整備。研究者や実務家が連携して整備する必要がある。