笑う岐阜に福来る （笑う岐阜に福来る）
全日本学生落語選手権は今年で21回目で全国54の大学・大学院から236人が応募をした。山寺芳一も東北大学の落語研究会出身だと紹介。予選会ではビデオ審査で選ばれた159人が3つの会場に分かれて6分で落語を披露する。予選会の見学は自由で学生だけでなく地元の落語通も訪れ、予選会を勝ち抜き2日目の決勝に進めるのは8人である。東北学院大学の遠藤匡さんは決勝に残れると思わず早々と打ち上げをしており、その日の夜には決勝に進む8人のうち5人が全国の落語研究生たち100人の飲み会に参加したと紹介。遠藤匡さんは祖父の影響で幼年期から浄瑠璃や歌舞伎にハマり、普段の自分じゃない自分を出せるのは楽しい等と話す。法政大学2年の早瀬太亮さんは2年連続の決勝進出で、高校で落語に興味を持ち大学入学と同時に落語研究会に入ったと紹介。
全日本学生落語選手権決勝当日に8人が案内されたのは決勝舞台で、本番には1500人の観客で埋まると紹介。1番手は東北学院大学の遠藤匡さんで演目は豊竹屋である。続く法政大学2年の早瀬太亮さんの演目は犬の目の古典を現代風にアレンジしたものだと紹介。大阪芸術大学1年生佐藤大晟さんの演目は寿限無だと紹介。立教大学4年の宮本陽丘さんは女性4人のうち関東勢1人で緊張する中演目は紀州だと初回。京都大学2年の疋田真珠子さんは先輩の帯を借りて出場し、演目は悋気の独楽である。早稲田大学4年の上運天英蔵さんは早朝から長良川の河川敷で落語の確認をしており、演目は粗忽の使者だと紹介。京都女子大学2年の富重奈菜さんは歴史ある落語研究会の第50代部長を務めており、演目は元犬だと紹介。最後は大阪大学4年の植田碧さんで演目は子ほめだと紹介。8人のうち策伝大賞は法政大学の早瀬太亮さんに選ばれた。審査員特別賞には京都大学の疋田真珠子さんで、岐阜市長賞には東北学院大学の遠藤匡さんが選ばれた。