共同声明も発表 中露首脳 結束を誇示

2026年5月20日放送 22:00 - 22:06 テレビ東京
ワールドビジネスサテライト (ニュース)

中国・北京でロシアのプーチン大統領と中国の習近平国家主席が会談。正午からの歓迎式典では国賓として訪れたプーチン氏に子どもたちが出迎えた。先週同じく北京を訪れたアメリカのトランプ大統領と同じ演出を行うことで、プーチン氏の訪中がトランプ大統領と同格であることを暗に示す形となった。歓迎式典の後に行われた首脳会談では両国の協力関係をより深化させるとコメント。プーチン大統領も友好関係を強調した。会談ではイランを巡る中東情勢やアメリカを念頭に置いた保護主義への対抗、貿易・エネルギー分野での協力拡大が話し合われた。ロシアと中国の天然ガスのパイプライン「シベリアの力2」の計画では、イラン情勢の悪化でエネルギーの安定供給が課題となっている中国と、ウクライナ侵攻で経済制裁を受けヨーロッパへの輸出ができなくなったロシアの思惑が一致している。会談後の会見で、習主席が日本を念頭に「軍国主義の名誉回復を図るあらゆる挑発行為に反対しなければならない。」と述べた。ロシアと互いの核心的利益や重大な関心事に関わる問題を相互支持する姿勢を強調した。
中国が「核心的利益」と位置づけている台湾をめぐる問題について、きょう台湾の頼清徳総統は就任2年を迎えた会見で「台湾の未来は外部勢力によって決定されるものではなく、分裂の教授や目先の利益に左右されるものではない。」と述べた。また頼総統は中国の脅威に備え防衛予算を増額し、アメリカに対して武器売却の継続を要求した。トランプ大統領が台湾への武器売却の判断を保留を示唆する中、中国がロシアとの結束を誇示することは大きな意味を持つ。習主席はアメリカ主導の国際秩序がトランプ政権下で揺らいでいることを印象づけ、多極化する国際秩序において、ロシアとともに担う意思を国際社会に改めて強調したい狙いがあるとみられる。


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