news every. 4時コレ
大雨のなか鳥取砂丘に集まったのは20~30代の男女18人。その目的は鳥取県とマッチングアプリの運営会社が開催する出会いを手助けするイベント。きょう発表の厚生労働省の調査では去年の日本の出生数は68万6061人で過去最少小を更新した。そのなかでも鳥取県は出生数が全国で最下位。未婚率の上昇に加え若者が都市部へ流出するといった地方が抱える課題もある。そこで婚活ではなく「恋活」イベントとして参加者のハードルを下げて出会いの場を広げたいと去年から開催。若者のハードルを下げる工夫はイベントの仕方にもあった。前半に借り物競争などで競争したあとはアプリで「いいね」を送りマッチした人と通話したあとに出会う方式。対面でたくさん会話したのに「ごめんなさい」と断られる可能性をなるべく回避しているという。鳥取県が目標としている年間の成立カップル数は500。イベントで出生数増加に直接つながるのかなどの懐疑的な声もあるが、県はまず出会う機会を作ることが大事だとしている。婚姻関係が15年以上続く夫婦を対象にした調査では9割以上子どもがいるという報告もある。一方でそもそも出会いを求める人の3割ほどしか交際に進めていないというデータもある。このイベントでは最終的に全体の半数以上の28組が成立しまずはお友達からのお付き合いが始まる。東京都や愛媛県などでは独自のマッチングアプリを活用するなど自治体も様々なかたちで少子化対策に本腰を入れている。