ワールドビジネスサテライト (ニュース)
FRB(連邦準備制度理事会)は金融政策を決めるFOMC(連邦公開市場委員会)を開き、政策金利を据え置いた。利下げの見送りは4会合連続。同時に発表した経済見通しではインフレ率の予想を前回の会合から引き上げた一方、今年の利下げ回数の見通しを2回で維持した。関税の影響は「夏にかけてさらに表れる」と予想し、関税政策の影響を見極める考えを改めて示した。トランプ大統領はFOMCの最中にパウエル議長を「おろか者だ」と痛烈に非批判し、あらためて利下げを求めた。パウエル議長は「会合のメンバーが望んでいるのは、力強い労働市場と物価安定を伴う良好で堅調なアメリカ経済だ」と述べ、批判の応酬は避けた。