勢い増す 極右「国民連合」フランス総選挙の行方は?/第1回投票の結果/窮地立つ マクロン大統領 なぜ?支持率急落の理由/決戦投票に向け マクロン大統領の秘策 候補者一本化

2024年7月4日放送 12:25 - 12:35 テレビ朝日
大下容子ワイド!スクランブル NEWSドリル

マクロン大統領が窮地に。フランス国民議会選挙・第1回投票で極右政党が躍進。ポイント1:国民からも与党内からも支持急落、マクロン大統領の決選投票に向け起死回生の一手は。ポイント2:極右政党が勝利した場合“ねじれ”状態に?ウクライナ支援への影響は…。フランス国民議会選挙の第1回投票では極右が躍進している。フランスの国民議会の下院選の仕組みは、小選挙区制で定数は577、任期は5年。1回目の投票で有効投票の過半数かつ有権者数の4分の1以上をとった候補者がいれば当選確定。そうではなかった場合、決選投票となり、有権者の8分の1以上の得票を得ると、得票数の多い人が当選する。先月30日の第1回投票の結果、当選が確定したのは76議席。フランスの国民議会公式メディアによると、国民連合(RN)などが39議席、左派連合が32議席、与党連合が2議席となった。フィガロ紙によると、マクロン氏の計算がすべて間違っていたことが証明されたとのこと。決選投票の予測では、国民連合(RN)は選挙前は88議席だったが230〜280議席と第1党をうかがう勢い。与党連合は選挙前は250議席だったが70〜100議席と半分以下に激減か。
なぜマクロン大統領は国民からも与党からも支持が離れてしまったのか。マクロン大統領は2017年に史上最年少の39歳で大統領に就任。2018年に高額所得者が対象の「富裕税」を廃止するなどし、庶民の暮らしを理解できていないと国民の反感が高まりデモに発展。与党連合は下院で過半数を確保できていないため、法案が通りにくい。憲法の特例を使って採決を経ずに、予算や年金受給年齢を引き上げる法案などを成立させてきた。これが2022年以降、少なくとも20回あった。朝日新聞デジタルは、下院解散を事前に伝えたのは大統領補佐官など約10人の最側近だけとしている。パリジャンによると、マクロン大統領の解散の意向を知ったアタル首相は「私の辞任と引き換えに解散を思いとどまってほしい」と直訴するも解散を強行。政権幹部や与党内には反発が広がった。与党連合の候補者がポスターにマクロン氏の写真を掲載しない「マクロン隠し」を選挙戦で展開する流れまでできた。
決選投票に向けて秘策もあるという。7日に1回目の投票で当選者が決まらなかった501の選挙区で、決選投票が行われる。地元メディアによると、マクロン大統領が率いる与党連合と左派の連合を中心に、210以上の選挙区で候補者が決選投票出馬を辞退した。国民連合(RN)の勝利阻止に向けて、票の分散を避けるため、候補者を一本化させているという。


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