世界!ワンにゃフル物語 (世界!ワンにゃフル物語)
鹿児島・沖永良部島で総勢57匹の保護ネコと暮らす大山さん夫婦に密着。今年5月に生まれたモグは奇跡的に命をとりとめたネコで大雨の翌日に発見された。大山さんはは35歳で島に移住し漁協などで働いた。その時すでにネコは4匹いた。ネコが増えたのは譲り受けたのがきっかけだが島の事情も関係している。役場の方の話によると畜産業のネズミ対策に農家がネコを飼っていたという。しかし放し飼いだったためどんどん繁殖していき島から出ていけず増え続けたという。
57匹のネコの一回の食事時間は約30分。後の掃除も30分かかる。モグの一番の仲良しはムック。2匹は今年5月に数日違いで保護されずっと一緒に育ってきた。モグの方が生まれたのが早いと思われるが成長が遅く小さい。今年の5月、沖永良部島は激しい雨に見舞われた。雨が止んだ翌日に救出されたのがモグ。子ネコの平均体重を下回っていたが、何とか命の危機を脱した。大山さんはモグとムックを一緒に譲渡したいという思いがある。
番組視聴者から大山さんの元へモグを引き取りたいという手紙が届きモグとムック、ユウの3匹を譲渡することが決まった。旅立ちの前日、ムックを保護した小学生がお別れにやって来た。
9月27日、いよいよ旅立ちの日。モグとムックの面倒をみてくれていたのは目の見えないおこわ。モグとムックが入っているケージから離れようとしなかった。これまでに150匹のネコを譲渡している大山さんは島を出るときに必ず海を背景に記念撮影を行う。飛行機で新しい家族の元へやってきた3匹。モグとムックはすぐに馴染んだが人見知りなユウはソファの後ろに隠れてしまった。一週間後、やっと遊ぶようになったという報告があった。
