ノンストップ! One Word ~大切にしている言葉~
懸命に生きる等身大の女性像を数多く演じてきた風吹ジュンさん。「とにかく自然に演じる。限りなくそれを意識して演技してきた」と話した。自分が理解できる範囲で役を引き受けるようにしてきたのだという。風吹さんは21歳の時にモデルとして芸能界入りした。「続いていることも奇跡。ずーっと自信のないまま続いているんです。後ろめたさではなくていつも自分に問いかけながら仕事をしています」などと話した。身構えることのない自然体な姿が特に世の女性たちから評価されている。60代向け女性ファッション誌「素敵なあの人」が今年1月に発表したアンケートでは60代女性の「憧れ・目標の人」で風吹さんが1位に。同世代が憧れる若さの源を聞くと「自分の健康を見直そうと。やっぱり体力作りだなというのはすごく感じて。50代のときにお茶を知りたくて中国の国境沿いをほとんど制覇した。そういう旅をした時に自然に自分に力がついている。60代のときには登山を始めた。登ってみると突然足が軽くなったり、自分を褒めてあげられるシーンが山から下りてきたとにあって。自信につながっていたので続けたいと思った」などと話した。今日公開の映画「知らないカノジョ」で風吹さんはヒロインの祖母を演じている。「若い人が歳をとった演技をすると”年寄り”の演技をすることになる。でも実際歳取ってみるとこんなに元気だし。でもこのままやればいいんだって、ありがたい。不安がないでやらせて頂いている」などと話した。