グッド!モーニング 独自取材
米軍・横田基地は、東京都の立川市など5市1町にまたがる国内最大級のアメリカ空軍基地。日米地位協定により、アメリカ軍人は出入国管理の手続きは必要ない。日本人が基地に入るには、特別な許可証などのテイジが求められる。8年前、トランプ大統領が初来日し、兵士たちの大歓迎を受けた。米軍基地の運営費などの一部は、日本側が負担している。日米安全保障条約について、トランプ大統領はこれまで、条約内容が不公平だとして不満をあらわにしてきた。トランプ大統領は8日、韓国の韓悳洙首相と電話で、アメリカによる関税措置や在韓米軍の駐留経費について協議した。貿易と安全保障をからめて交渉することで、韓国から譲歩を引き出し、対米貿易黒字の緩和に加え、防衛費の増強も求めている。日本にも日米安保の維持をディールの材料に使う可能性がある。コルビー国防次官は、日本に対し、防衛費をGDP比で少なくとも3%に増額すべきだと主張。日本は現在、バイデン政権の求めに応じて、2027年度にGDP比2%にすることを目指している。石破総理は、総裁選では日米地位協定の見直しに着手すべきと勇ましかった石破節は鳴りを潜めたまま。アメリカによる防衛増強圧力が強まるなか、基地周辺の市民からは、安心して住めないなどとの声が聞かれた。横田基地の撤去を求める市民団体の寉田さんは、戦争の拠点になるのではないかと危惧している。現状、米軍基地の存在がトランプ大統領のディールの材料の一つになっている。寉田さんは、アメリカ国内が変化しないと解決は難しいなどと話した。