地震から命を守る 地域で”基準”に差が

2024年9月1日放送 10:29 - 10:32 NHK総合
明日をまもるナビ (明日をまもるナビ)

2016年の熊本地震。最新の耐震基準で造られたマンションの少なくとも20棟が大きな被害を受けた。この状況を受け、ある数値が注目を集めた。それが耐震化に関する「地震地域係数」。地域によって地震の規模や発生頻度が異なるという考え方をもとに耐震強度を割り引く係数のこと。熊本地震の被災地は0.8~0.9で耐震性を下げても問題がないと判断されていた。0.9の地域の場合、1.0の地域より耐震性が約1割り低く設計されている可能性がある。戦後マンション建設の礎となってきた地震地域係数はこの40年以上変更されることはなかった。しかし今、地震が起きにくいとして地域係数が下げられた場所で大きな地震が相次いでいる。能登半島地震で大きな被疑を受けた珠洲市や輪島市などは地域係数が0.9だった。国土交通省は地震の被害と地震地域係数との関係を調査し、全国一律に見直すことも含めて検討している。


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豊橋技術科学大学輪島市(石川)珠洲市(石川)国土交通省平成28年熊本地震令和6年能登半島地震

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