Nスタ (ニュース)
2025年のノーベル生理学・医学賞の受賞者が発表され、大阪大学特任教授・坂口志文さんの受賞が決まった。3人の共同受賞とみられる。日本のノーベル生理学・医学賞の受賞者は2018年の本庶佑さん以来6人目。免疫システムが自己の細胞を攻撃するのを防ぐ仕組みの一端を解明したという。坂口さんは2015年にノーベル賞の登竜門の一つと言われるガードナー国際賞も受賞している。坂口さんは免疫学が専門で制御性T細胞と呼ばれる免疫の過剰反応を抑える働きを持つ細胞を発見したことで知られている。制御性T細胞を除去することでがんの免疫治療に効果があることもわかっている。アレルギーやがんの治療などへの応用が期待される。寺門和夫が制御性T細胞を解説。