ニュース(関東) (ニュース)
蔵造りの町並みが人気の観光地・埼玉県川越市には年間700万人以上の観光客が訪れるが、蔵造りの町並みが残る一番街などは交通量が多く、渋滞や事故の危険性などが指摘されている。このため市は車道にはみ出して行列を作ったり食べ歩きをしたりする人を減らそうと、観光客がとどまることができる場所を空き地などを活用して整備しようと調査を進めることになった。また行列を減らすため店が整理券システムを導入する費用の補助やごみの投げ捨てを減らすため、たまったごみを自動で圧縮できる機能が付いたスマートごみ箱を商店街などが設置する費用の補助なども進める方針。川越市はオーバーツーリズム対策(観光庁)のモデル地域の一つで、国の支援を受けながら進めている。市観光課は“住民生活の質確保と観光客を受け入れ、両立のため対策を講じたい”としている。