時をかけるテレビ 夏服の少女たち~ヒロシマ・昭和20年8月6日~
森脇瑤子さんの日記には、父の異なるきょうだい・細川浩史さんのことが綴られていた。細川さんは悲しい記憶を蘇らせる瑤子の日記を決して見ようとはしなかった。しかし、ことし60歳になる細川さんはようやく日記を紐解く心境になったという。2人の母・雅枝さんは瑤子さんの手がかりを求めて原爆投下後に広島入りも、そこで被爆。同様の境遇で被爆した人は多数。雅枝さんは昭和55年に亡くなっている。父・森脇中さんは現在、音楽教師に。子供たちの歌声が娘を失った悲しさを忘れさせてくれるという。