イット! (ニュース)
外国人観光客に人気の撮影スポットで死亡事故が起きた。佐賀県有田町にある神社には磁気で作られた美しい青い鳥居があり、人気の撮影スポットで参道を鉄道が横切っている。事故が起きた昨日、台湾から来た55歳の女性観光客は踏切内で写真を撮影。その時後ろから来た列車にはねられたとみられ、搬送先の病院で死亡が確認された。事故があった踏切は警報機はあるが遮断機はなく、神社は普段から外国語の注意看板を設置して注意を呼びかけている。外国人観光客による踏切事故は他にもあり、今年1月には神戸市の踏切で中国人観光客が死亡する事故が発生、踏切のすぐ近くには信号があり2人は信号を待つ際に待機場所と勘違いして踏切内にいたとみられる。鎌倉市にある踏切は人気アニメ「スラムダンク」の聖地として世界中からファンが殺到、一部の観光客が車道に出て撮影するなど迷惑行為が深刻な問題になっている。警備員に注意されても踏切内に立ち止まって撮影を続ける観光客も。踏切は海外では見ることが少なく珍しいという中、交通ルールは正しく伝わっているのか。外国人中には踏切のルールをよく知らない人も。同じ鎌倉市にある撮影スポットで、江ノ電の踏切のすぐ脇に鳥居が建つ御霊神社では観光客が線路に侵入しないよう柵を設置するなどの対策をしている。日本大学の綱島均特任教授は、外国人が踏切に慣れていないことが要因、危険性があることを注意喚起することが重要と話した。