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就任2日目の米国・トランプ大統領。就任を記念する伝統行事の礼拝に参加した。多様性を否定したり、移民を取り締まる大統領令に署名したトランプ氏だが、これに大聖堂の主教が直接説教して慈悲を求めた。トランプ2.0で、米国の景色は早くも変わりつつある。“リトル・メキシコ”として知られるシカゴの繁華街は、いつになくひっそりとしていた。公約通り移民の取り締まり強化に乗り出したトランプ氏。この町は大規模な摘発が行われる最初のターゲットと目されている。さらに多様性を巡る政策でも。早速、手をつけたのは人事。女性として初の制服組トップだった沿岸警備隊のフェーガン司令官の解任を発表。理由の1つに、フェーガン氏が多様性を過度に重視したことを挙げている。トランプ氏のこうした姿勢を、予想外に諭される場面も。大統領就任の伝統行事の一つ、ワシントン大聖堂で行われた礼拝。説教をしたバディ主教はトランプ氏に「いまこの国で怯えている人々に慈悲を」と語りかけた。礼拝後は主教と目を合わそうともしなかったトランプ氏。