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大相撲春場所で、大関・大の里(24歳)が見事、逆転優勝を果たした。大の里の地元・石川県や所属部屋がある茨城県ではファンたちが歓喜に湧いている。大関昇進後、初となる優勝を飾った。次の夏場所も連続優勝となれば横綱昇進も。一夜明けたきょう、会見で大の里が語ったのは“横綱”への思いだった。大の里が横綱に昇進すれば師匠・稀勢の里(二所ノ関親方)以来となる日本出身の横綱に。これは8年ぶりのこと。残り2日で3敗となった時点で“優勝はない”との思いがよぎったというが“最後の2日間は勝ちきる”という強い思いで取り組みに臨んだという。そして掴んだ3場所ぶり3度目の優勝。“目標は親方なので、それに向けて頑張りたい”とし、会見では心の支えとなっている能登の町についても語った。大の里の生まれ故郷は石川県で、これまでも能登半島地震の避難所を訪問するなど故郷を大切に思い続けてきた。来月には生まれ育った津幡町へ巡業に。優勝で大フィーバーしていた場所は他にも。茨城県阿見町には二所ノ関部屋があるため町をあげて応援。うちわを手作りし、60人と会場で応援するという女性も。大の里の胃袋を支えた店、つけ蕎麦・安曇野(茨城・土浦市)を取材。大の里は、大盛りカツ丼に追加して通常のせいろそばの4倍となる1.2キロもの蕎麦を1人で平らげたという。横綱昇進に挑む夏場所は5月11日に初日を迎える。