大幅値上げでも喜ぶ人が!?

2024年4月17日放送 22:19 - 22:28 テレビ東京
ワールドビジネスサテライト WBS X

日本のウイスキーは年々、世界的に評価が高まり原酒不足が続く状態になっているが一方で、新たにウイスキーの生産に乗り出す小規模の蒸留所が急増していて、海外企業が出資するほどになっている。東京・上野にあるバー「The Auditorium」では大手メーカーから小規模な蒸留所のものまで常時300種類以上提供している。今月、サントリーの山崎や、ニッカウヰスキーの竹鶴や余市といった主要ブランドが大幅に値上げされた。それでも円安を背景に外国人観光客の人気を集めている。大手メーカーが値上げに踏み切った理由の1つが設備投資のための原資の確保。背景にあるのはハイボールブームや海外での日本のウイスキー人気による原酒不足。その解消のため生産体制の強化を進めている。ニッカウヰスキー宮城峡蒸留所は2021年新たな貯蔵庫を建設した。約5万樽を貯蔵することができる。ニッカウヰスキーは原酒の生産能力を2割増強した。一方で今、増えているのが小規模事業者の参入。2010年に全国で8か所だった蒸留所現在は99か所に急増している(出典・ジャパニーズウイスキーインフォメーションセンター、ウイスキー文化研究所)。鹿児島にある焼酎の蔵元、小正醸造は2017年からウイスキーの生産を開始。嘉之助の蒸留所には毎月、国内外から数百人規模の見学客が訪れる。ウイスキーの本場、スコットランドの蒸留所をモデルにしておよそ11億円かけて建設した。ウイスキーの蒸留には焼酎製造で140年以上培ってきた技術がいかされているという。嘉之助のウイスキーは2年前、米国最大の品評会で受賞。ジョニーウォーカやギネスビールなどを展開する英国の酒造会社、ディアジオが出資するなど海外からの注目が高まっている。嘉之助はすでに欧米やアジアなど10の国や地域に進出。今後はウイスキーを売り上げの柱に育てていきたいという。


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