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5年前に最後に入居者が退去して空き家状態になっていた神奈川・横須賀市の月見台住宅。去年、市再生プロジェクトで住居兼店舗の賃貸物件として募集を始めたところ申し込みが殺到。次々と入居者が決まった。それから7カ月、月見台住宅を訪ねた。今月6日に開催されたプレオープンイベントには約700人が訪問。飲食店やギャラリーが出店。中でも興味をひかれたお店が。多くのこけしが展示されている「こけしカフェ293」。店主の中野さん、本業は看護師。週末だけカフェをオープンする予定。こちらの店舗はDIYで大変身。手掛けたのは職場の同僚の夫。床にはDIY好きならではのこだわりが。床下収納になっている仕組み。
2人とも都内の会社に勤めているという夫婦の古民家風のおしゃれな部屋を訪問。実はこちらは宿泊ができる民泊施設。1日1組限定だという。この素敵な部屋も入居時は骨組みだけの状態だった。この2人はDIY経験はなく初めてで、仕事をしながら週末DIYで約2カ月かけて完成させた。
この生まれ変わった月見台住宅では今月中に12店舗がオープンする。グランドオープンの10月までには40店舗以上がオープンする予定。中には絶賛リノベーション中のところも。金継ぎ工房をオープンする予定の高嶋さんは、DIY好きのお父さんを中心に家族総出で作業しているところだというが、いま現在最大の悩みが。高嶋さんは「クーラーがなくて暑い」と話す。
去年12月の見学会にもいた会社員の渡邊三恵子さん。住居兼お菓子工房にしたいと借りたのは40平米の物件。この部屋は渡邊さんがオープンした「此処菓子店」というお店に。カフェ、菓子工房、住居スペースなどがあり、別空間に。そんなときに力になってくれたのが地元のボランティアの方。念願のお店がオープン。