将軍ルメイ “悪魔”と呼ばれた男

2026年4月30日放送 23:54 - 0:34 NHK総合
映像の世紀バタフライエフェクト (映像の世紀 バタフライエフェクト)

1927年にチャールズ・リンドバーグによる大西洋単独無着陸飛行が成功し、空の時代の到来を世界に告げた。アメリカでは飛行機やパイロットへの関心が高まり、カーティス・ルメイも関心を持つ者の1人だった。カーティス・ルメイはアメリカ陸軍航空隊に入隊した。その後、日本と戦争することになり、そこで航空戦が戦争の主役になるという現実を突きつけられた。フランクリン・ルーズベルトは日本への空爆を強く求めて多額の予算がつけられた。1942年にパイロットとして実績を重ねたカーティス・ルメイは大佐になりヨーロッパで戦果を上げた。
1943年にアメリカでは「空軍力の勝利」というアニメ映画が公開された。制作したのはウォルト・ディズニーでアメリカの航空戦略を後押しするプロパガンダ映画だった。その頃にアメリカ軍はマリアナ諸島を制圧して、日本本土を攻撃する戦略拠点にして、1944年にB-29が日本を目指して飛び立った。カーティス・ルメイは焼夷弾攻撃を命じられて、東京大空襲が起きた。その一夜で10万以上の命が奪われた。
1945年8月に日本は降伏。アメリカを勝利に導いたルメイは英雄になっていた。1947年にアメリカ空軍が設立されてカーティス・ルメイは戦略空軍司令官に就任した。1950年から朝鮮戦争が起こり、アメリカとソ連が衝突した。カーティス・ルメイはアメリカやソ連への核攻撃の計画を作っていたが、核戦争を恐れたトールマンはそれを認めなかった。そのためB-29による無差別爆撃が行われた。そして1961年にルメイはアメリカ空軍参謀総長に就任し空軍のトップになった。
1961年にキューバ危機が起きた。アメリカはソ連との全面核戦争の瀬戸際まで追い詰められた。ルメイはキューバへの先制攻撃をケネディに迫った。ただアメリカとソ連はギリギリの交渉で破滅へ向かう事態を回避することができた。次のベトナムでは敵対勢力を壊滅させる空爆を主張し、B-52を実践投入した。そうした中で1965年にルメイは退任した。ルメイは1968年に副大統領候補として大統領選挙に名を連ねた。ただ大統領選挙には敗れた。
その後、ルメイは表舞台から身を引いていた。そして1990年に83歳でルメイは死去した。ルメイの死から35年後の2025年にトランプ大統領によって戦争省が誕生した。世界は現在もルメイが掲げた力による平和という思想の中にある。


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