尊富士 優勝の“原動力” 青森を再び「相撲王国」に

2024年5月2日放送 11:20 - 11:26 テレビ朝日
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尊富士には地元・青森へのある思いがある。青森の相撲の歴史は古く、青森市のホームページによると弘前藩の政治や出来事を記した民間の記録「永禄日記」のおよそ450年前の記述に「相撲」という文言が出てくる。また青森市は相撲が盛んになっていった理由の1つとして半年近く雪に閉ざされる暮らしが忍耐、堅実、粘り強さの根性を培ったとしている。青森県はこれまでに初代・若乃花など6人の横綱を輩出してきた。東奥日報によると最盛期だった1959年当時青森県出身の力士は63人もいた。今週発表された5月場所の番付では12人と大幅に減少。朝日新聞によると県内に相撲部がある高校は1970年代には10校以上あったというが、2020年時点で4校までに減少してしまった。舞の海を輩出した青森県立木造高校の相撲部顧問で相撲教室で子どもたちの指導も行っている高橋道尊が取り組んでいるのが指導方法の変革。裸になることを強制しないなどの改革で、まず相撲に親しみをもって続けてもらうことを第一に考えているという。スタジオでは「尊富士の活躍が日本の国技としての相撲を見直す機会を与えてくれた」などの意見があがった。


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