news zero (スポーツニュース)
2004年、アテネ大会の52個を上回るメダル獲得を目指す日本選手団の中でひときわ気合を入れていた車いすテニスの小田凱人。去年、パリパラリンピックと同じ会場で行われた全仏オープンで最年少優勝。この記録を含めた4つの最年少記録がギネス世界記録に認定されている。小学2年生からサッカーを始め将来はプロサッカー選手を目指していた。ところが9歳の時、骨肉腫という骨のがんに侵され左足の股関節と大腿骨の一部を切除。そんな小田凱人に新たな夢を与えたのが国枝慎吾のロンドンのパラリンピック決勝。手術後、早速病室で練習を始めるとその4年後、中学1年生の時に書いた目標達成シートの中心には2024年金の文字が。パリパラリンピックの金メダルを最大の目標に見据え練習を繰り返してきた。