年商560億円 江戸時代から続く総合容器メーカー

2025年5月31日放送 18:10 - 18:19 テレビ東京
知られざるガリバー〜エクセレントカンパニーファイル〜 (知られざるガリバー)

卵の殻の主成分は石灰石と同じ炭酸カルシウム。石灰石の代わりに使うことでCO2削減につながるという。工場で排出されるCO2は植物に吸収されて、植物などを原料としたエサをニワトリが食べて卵を産む。その殻が工場へ。このサイクルの場合、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにするカーボンニュートラルの考え方ではCO2を実質的に出していないと評価される。実用化には2年の歳月がかかったという。問題は殻の内側に付着する卵殻膜だった。卵殻膜に含まれる炭素と硫黄によってガラスが変色する。原料の配合比の変更など溶融条件の調整により無色透明のガラス製作に成功した。ガラスの原料として使う卵の殻は愛知県にある卵の加工会社から調達している。石塚硝子は卵の殻を原料に使用することで2024年度には石灰石の使用量を140t削減。2023年、愛知環境賞を受賞した。
石塚硝子の工場の敷地にあるハウスではガラスを生産する際の排熱を再利用してコーヒーの栽培に適した環境を作り出している。排熱を再利用したコーヒーは3年後の商品化を目指している。石塚硝子の創業は1819年。第二次大戦後、牛乳瓶を主力としたガラス瓶の専門メーカーとなって躍進を遂げた。60年代には食器事業に本格参入した。70年代にはプラスチック容器や紙容器も製造。リーマンショックや東日本大震災の影響で業績は2機連続の赤字に転落。2017年には本社工場の7号炉生産を中止。2022年にはガラス瓶生産の中心だった姫路工場を閉鎖した。製造するガラス瓶の色の数を減らすなど様々な取り組みによって業績は改善。2024年にはすべての事業で黒字になった。石塚硝子の歯磨き粉は2022年の発売以来、全国約2900店舗に展開する注目の商品。


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