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年齢に基づく固定観念や差別=エイジズムをなくし、みんなが生きやすい社会を目指そうとする企業や学校の取り組みを取材。都内のアパレルブランドGapの子ども売り場で接客をしているのは田中満知子さん74歳。全国約120あるGapの店舗で働くスタッフの年齢は10代から70代だという。Gapではすべての人の個性を尊重することから定年制度を設けていない。ギャップジャパン店舗統括シニアディレクター・峰尾大史さんは「多様性を今後も重要視していきたい」と話している。エイジズムは誰にでも関係のあることで、エイジズムによって能力を発揮できなくなる可能性があるという。WHOの報告書によると職場において従業員の心身に悪影響を与えるとしていて米国の1万人規模の企業では1年間でおよそ5000日分の欠勤、およそ60万ドルの損失が生まれているとされる。
埼玉県にある中学校で行われていたのはエイジズムに関する授業。授業を行ったLIFULLという企業は様々な事業を通して社会課題の解決に取り組んでいる。エイジズムの授業では経験を話し合ったり映像や絵本を見て知識を深め、生徒たちは会社の制度の問題や世の中の既成概念など多岐にわたるテーマに向き合った。