木村多江の、いまさらですが… 小泉八雲~怪談 日本の面影を訪ねて~
没落武士の娘で貧しかったセツは1891年2月に風邪で伏せていた小泉八雲の家に女中として住み込むことになり、後に2人は結婚した。松江には2人が暮らした家が当時のまま残っている。八雲は失明した左目に加え、右目も強度の近視だったため、机面が極端に高い特注の机で執筆した。八雲の机を再現したものが展示されている。セツは地域に伝わる怪談を八雲に聞かせてサポートした。耳なし芳一を執筆していた時には襖越しに「芳一」と呼びかけて雰囲気を演出したという。八雲のひ孫・凡さんに話を聞いた。
