列島ニュース 福岡局 昼のニュース
災害時の迅速な対応などにつなげようと、詳しい想定を事前に明かさない「ブラインド型」の防災訓練が、北九州市の若松区役所で行われ、職員が手順を確認した。この訓練は、梅雨の時期を前に毎年、北九州市内7つの区全てで行われ、若松区役所で行われたきょうの訓練には、区役所の職員20人や消防隊員など、合わせて50人が参加した。区役所に設置された災害対策本部では、職員が1時間に50ミリ程度の大雨が降っていることや、市内に大雨警報と洪水警報が発令されたことを確認し、周囲に伝えた。本部に設置された電話には住民からの通報が相次ぎ、集めた情報を職員が端末に入力し、速やかに被害の状況を共有していた。