皇室スペシャル 皇室SP
2017年のノーベル平和賞は、核兵器禁止廃絶のための活動をする国際NGO「ICAN」が受賞。同年、上皇后さまは、お誕生日の文書回答で、その受賞を称えられた。国連の軍縮部門トップ中満泉事務次長は、上皇ご夫妻に軍縮問題の現状を伝えていた。上皇后さまは、地域の持続的経済発展を助けることで、そこで起こり得る紛争を回避することも軍縮の業務の一部であることを教えられ、今後この分野にも関心を寄せていくうえでの助けになると嬉しく思ったなどと記された。その後、天皇御一家も中満事務次長との懇談を続けられている。2020年の懇談では、核軍縮をめぐる現状や核兵器禁止条約についての説明を両陛下にしたという。懇談中、中満事務次長は両陛下から、愛子さまが中学卒業時に世界平和について書かれた作文を手渡されたという。愛子さまは、世界の平和の実現は容易ではない、今でも世界各地で紛争に苦しむ人々が大勢いる、日常生活の一つ一つに感謝し、他の人を思いやるところから平和は始まるのではないだろうかなどと記されている。
- キーワード
- 上皇后美智子