クローズアップ現代 #5063 暮らしが激変!? AIロボット介護に革
日常生活のあらゆる動作を実現するフィジカルAIの開発に乗り出しているのが中国。すでに大都市では一緒に散歩する“お友達”ロボットや警察犬ロボットを見かける。今、中国では国家戦略としてフィジカルAIの開発に乗り出し、こうした最新技術に21兆円を超える投資を始めたとされる。開発の最前線になっているのがロボットのAIに動きのデータを覚えさせるための施設。ここではシミュレーションでは難しい複雑な動きをエンジニアがマンツーマンで寄り添い動きを真似させることでAIにデータを学習させている。失敗も学習させていく。対話型AIの場合は学習材料がインターネット上に大量にあるが、細かな動きをするフィジカルAIの場合は現実世界で実際の動作データを学ばせるしかない。こうしたロボット学校は中国国内に20ヶ所以上。今後、急速に高齢化が進むとされている中国では介護に必要な動きをAIに学習させようという動きも始まっている。
