ひるおび! ひるおび15周年特別Week
高橋みなみと経済評論家・加谷珪一が日銀を取材。我が国唯一の中央銀行、東京・日本橋にある日本銀行本店。今年は20年ぶりの新紙幣発行など、何かとニュースで話題となったが、その現場を直撃すると、明治時代の面影を残す貴重な建物や、超厳重な分厚い金庫の扉など、見たことの無いものであふれていた。日本銀行の役割は、お札の発行、物価の安定、金融システムの安定の3つ。日本銀行本店本館は、明治29年(1896年)に竣工し、国の重要文化財にも指定されている。中庭部分には当時の名残がある。クイズ「日銀本店の中庭にある円柱状の物体は何?」。選択肢は3つで、A「手洗い場」、B「消火栓」、C「馬の水飲み場」。正解はC。当時は中庭に馬車を使って来る客もいた。また水飲み場の隣には地下へ現金を運ぶためのエレベーターもあった。当時、中庭は現金を搬送する重要なルートとなっていた為、防犯面を考え、外からは見られないように四方を建物が取り囲む作りになっている。本館の1階はかつて客溜まりと言われ、一般の金融機関の窓口やロビーに当たる場所だったという。日本銀行に口座を持っているのは金融機関や政府などで、一般の企業や個人の口座はない。各金融機関は日本銀行の中にある口座にお金があって、それを使って決済を行っているという。