日本語っていいですね ジェフ・バーグランド

2025年4月19日放送 4:58 - 5:15 フジテレビ
テレビ寺子屋 (テレビ寺子屋)

京都外国語大学教授のジェフ・バーグランドが「日本語っていいですね」をテーマに講演を実施。ジェフは異文化コミュニケーションでは、両手を組んだ時左右どちらの親指が上に来るかは半々であり、各々にとって正解があり、それが自文化と呼ばれ、異文化に触れることで初めて自文化を意識するもので、自分自身も日本に来てからアメリカの文化について随分意識するようになったなどと明かした。ジェフは異文化と出会ったときには違和感も感じるものであり、異文化コミュニケーションにおいてその違和感は悪いものではないなどと語った。ジェフは最初に覚えた日本語は腹巻きであり、大学時代のルームメイトであった日本の友人から教わった言葉で、人は異文化の人と出会った際にはその人物を異文化の代表者かのように交流するのだと述べた。ジェフはその大学時代に「お先に」という言葉をルームメイトが風呂に行く際に使っていたため風呂に入ると言う意味の言葉だと最初は覚えていたが、後に相手より先に行う際に発する言葉で、アメリカでは相手に譲る言葉はあれど自分が先に行う際の言葉はないのだなどと告げた。
ジェフは日本語では動詞だけで会話しており、英語ではそれができなく、また省略した言葉を理解するのにも1カ月以上かかったこともあるなどと明かした。ジェフは日本語の特徴の一つは「てにをは」であり話す順番を自由に変えることが出来る珍しい言語で、世界の多くの言語はSOVが標準でありながらも実際に多く使われているのはSVOで英語や中国語は順番を変えると意味が変わってしまって変えられないのだと説いた。ジェフは日本の電車で濡れた傘を持っていた人が気付かず座っている人の方に倒れた際に、座っている人の咳払い一つで傘の持ち主が気づき、謝罪して傘をすぐにどかした様子になぜ言葉なくして伝わったか考えていたが、日本での生活が長くなると理解でき、受信者責任型コミュニケーションで受信側が責任を持って解読する必要があり、受信者が補うからこそ省略した言葉で会話が成立し、日本語は受信力が優れているなどと伝えた。
ジェフは日本語の受信力の一例として松尾芭蕉の一句を紹介し、日本語のような抽象的な表現は英語には無理であり、英語は個数や時刻などはっきり書く必要がある発信者責任型コミュニケーションなのだと伝えた。ジェフは受信者責任型コミュニケーションである日本語には相手が目上の人かどうかも関係してくるため学生にとって非常に難しい言語であり、それであっても受信者責任型コミュニケーションである日本語はとっても素晴らしい言語なのだなどと説いた。


キーワード
京都外国語大学松尾芭蕉

TVでた蔵 関連記事…

”人型ロボット” ハーフマラソンを完走 (イット! 2025/4/21 15:45

オープニング (テレビ寺子屋 2025/4/19 4:52

京都外国語大学教授 ジェフ・バーグランド (テレビ寺子屋 2025/4/19 4:52

憧れ?反発? アメリカ因縁隣国メキシコ (グッド!モーニング 2025/1/17 4:55

芸能界最強県人会はどっち? やす子山口県人会v… (しゃべくり007 2024/11/25 21:00

© 2009-2025 WireAction, Inc. All Rights Reserved.