ひるおび (ニュース)
きのう迎えた春闘の集中回答日。今年も大手企業を中心に去年を上回る回答が相次いだ。日立製作所は去年より4000円高い月額1万7000円アップの要求に満額回答。三菱ケミカルは組合要求を上回る満額超えの回答。今後焦点となるのは中小企業の賃上げ。自動車や建築に使う金属部品に加工を施す朝日鍍金工場では去年に続き今年も賃上げを予定しているが、生産コストの高騰や価格転嫁の不安など悩みは絶えないという。対象的なのが就活生。今月1日から解禁された就職説明会では「初任給30万円以上」「20代で年収1000万」などの好待遇をアピールする企業が続々登場。引く手あまたの若者たちの影で苦汁をなめているのが、1990年代半ばから2000年代初頭に就職活動を行った就職氷河期世代。20代の賃金が増加している一方で氷河期世代と呼ばれる50代前半はむしろ減少している。