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今回訪れたのは北海道・利尻島。利尻島で生まれ、名曲を残した「時雨音羽」は、レコード大賞を受賞した「君恋し」など手がけた曲は400以上で、代表作は「スキー」。利尻山の麓にある天望山スキー場では、授業や少年団の活動が盛んとなっている。昭和17年に発表されたスキーは小学校の音楽の授業でも歌われるようになった。ドンと岬には時雨の出世作「出船の港」の直筆の石碑がある。時雨は実家がニシン漁の網元で、海と共にくらしていた。かつてタラ漁が盛んだった利尻島は、寒さ厳しい冬の時期、自分達で舟をこいで30km近くの沖合で漁を行っていた。
漁師の松村栄悦さんは岩場に付いた海苔を1掴みずつ摘んでいくが、自然の厳しさがあるからこその恵みだという。海苔を食べた深田ひとみは「美味しい。甘い。」などと話した。こうした豊かな自然と共に島の人達は暮らしている。沓形小学校では、時雨が校歌の歌詞を手がけている。時雨音羽は沓掛小学校の他にも、利尻島の様々な小中学校のテーマを手がけている。