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日本ではこれまでに23の無形文化遺産が登録されている。2008年には能楽、2013年には和食、2014年には和紙、2024年には伝統的酒造りが登録された。文化庁によると、日本における書道の始まりは弥生時代頃までに中国から漢字が伝来したことがきっかけ。平安時代に書の礎を構築した空海らが登場したことで日本独自の「和様」が確立された。日本書道ユネスコ登録推進協議会によると、中国で書は体幹から指先へ気を伝えるため立って書くスタイルが伝統的に好まれている。中国で書は「人間性そのもの」とされていて教養などエネルギーを表現。一方で、日本は静寂の中で精神を研ぎ澄ますことを大切にする。華道や茶道と同じく「道」として発展したため、雑念を払い心を磨く「精神修行」としての側面が強く根付いている。日本書道ユネスコ登録推進協議会は「日本の書道は国語力や識字力を根底から支えてきた。長年の書道界の念願が実現することに大いに近づいたと認識しており、大変ありがたいものと考えている」とコメントしている。書道家・武田双雲氏は「手で文字を書く文化が急速に失われつつある今の時代に書道がユネスコ無形文化遺産に登録されることは大きな意義がある」などと話している。
