ワールドビジネスサテライト (ニュース)
是枝裕和監督の最新作「箱の中の羊」が今日公開となった。7歳の息子を亡くした夫婦が息子の姿のヒューマノイドを迎え入れる物語。是枝監督は故人をAIで再現するサービスの存在から今作の着想を得たといい、「映画を作りながら『死者は誰のものなんだろう』という問いが芽生えた」などと話した。映画のテーマにもなった、死別による悲しみや喪失感をケアするためのテクノロジー「グリーフテック」は、既に日本でも広まっている。また是枝監督は映画制作とAIの関わりなどについて「きっとAIを使うと良くも悪くも歪んだ部分やでこぼこしたものが削られていく。そうすると差異がなくなって面白くなくなる。AIを取り入れないと映画が作れないようになるなら作らないかもしれない」などと話した。さらに是枝監督は映画の制作現場の労働環境改善や、日本の映画制作で主流の製作委員会方式以外の製作費の集め方の考案などが必要と訴えた。
