めざまし8 (ニュース)
左肩の負傷から2日、世界一に王手をかけるためケガをおして試合に出場した大谷翔平選手。フジテレビのカメラは、チームを勝利に導くため全力で奮闘する大谷選手の姿を捉えていた。ワールドシリーズ第3戦・ヤンキースvsドジャース。大ブーイングが起こる中、登場した大谷選手、ジャンパーの下に黒いサポーターを着けている。大谷選手は、日曜日の第2戦で左肩を負傷。亜脱臼と診断された。
日本時間きのう行われたワールドシリーズ第3戦でカメラはバッターボックスに向かう大谷のある行動を捉えていた。ヤンキース側のベンチに向かって一礼したあと「大丈夫」と笑顔でジェスチャーと共に笑顔を見せた大谷翔平。注目の第1打席はフォアボールで出塁。出塁後は左手ユニホームを胸元を掴んだままプレー。ベースボール&スポーツクリニック理事長・馬見塚尚孝氏によると、ケガをした箇所への負担を軽くするため左肩を固定する動作だという。そこで迎えた3番ファースト・フリーマンは3試合連続ホームラン。ドジャースは2点先制。3回ノーアウト1塁の第2打席で大谷はこの日初めてのスイング。この打席はセカンドゴロに倒れるがランナーは2塁へ。続いてベッツがタイムリーヒットでドジャースは追加点を挙げた。そして迎えた第4打席、左手を気にするような場面も。最後は打ち上げてしまいファウルフライ。9回は足先にデッドボールを受けて出塁。きのうはヒットこそ出なかったが2度の出塁でチームに貢献した。4点リードのドジャースは9回裏で2点を返されるが3連勝。結果:ヤンキース2−4ドジャース。この日の勝利にドジャースの選手たちによると、精神的支柱である大谷がグラウンドに立っていることがチームに力を与えているのだという。試合後、ドジャース・大谷翔平は会見で「チームの士気だけは下げたくなかった」とけがをしながら強行出場したことを明かした。左肩の状態については「試合中もずっと温めるような機械もつけてイニング間は過ごしていた」「今は痛みも引いてきて自分のスイングも戻ってきてるのかなと思っています」とコメント。