東北電力は今夜、宮城県にある女川原子力発電所2号機の原子炉を起動させる。来月7日にも発電を再開する予定。東北電力は先月、女川原発2号機の原子炉に核燃料の集合体560体の装填を終えていて、今日午後6時から8時ごろにかけ原子炉を起動する。起動は原子炉に入れている137本の制御棒を引き抜くことを指し、これにより炉内で核分裂反応が始まる。核分裂反応が安定すれば発生した蒸気でタービンを回し発電が可能な状態となる。東北電力は来月7日にも発電を再開する予定で、12月ごろに営業運転を開始する見通し。女川原発2号機の再稼働は東日本大震災で被災して以来、およそ13年半ぶり。津波で重大事故を起こした東京電力福島第一原発と同じ沸騰水型の原発の再稼働は初めて。