ソレダメ! 東京都民は知らない!?衝撃の北関東グルメSP
さつまいも王国茨城で仙人と焼き芋人気を二分する、茨城県かすみがうら市「蔵出し焼き芋かいつか かすみがうら本店」。看板焼き芋「紅天使」。県外の人もとりこ。「かいつか」は1967年かすみがうら市でさつまいも卸問屋として創業。2006年に量販店に焼き芋機器を貸し出し大ヒット。茨城県を中心に6店舗展開する全国トップクラスのさつまいも専門企業。人気の秘密を大調査。熟成させた夢ひらくを使用「大学芋 蔵棒」560円。紅天使をダイス状にカット「天使のかけら」168円。「焼き芋バルケッタ 抹茶アイスと白玉あずき添え」489円。一番人気「熟成蔵 紅天使」4本入り800円。最高糖度47度。
人々を虜にする焼き芋はどのように作られているのか。まずやってきたのはかいつかが自社で持つさつまいも畑。かいつかが管理する畑は合計で14ha。実に東京ドーム約3個分。いま畑はまさに収穫時期。かいつかの主力商品は紅天使になる前の生芋「紅はるか」。かいつかでは土作りから特別なこだわりがある。美味しい焼き芋のこだわり(1)はさつまいも研究所があること。かいつかには農学博士の渡邊所長を筆頭にさつまいもを研究する研究員が4名在籍。新品種の開発から土壌分析・調査までさつまいもに関する様々な可能性を日夜研究している。かいつかの畑で収穫されたさつまいもの多くは直営店以外は大手スーパーなどに送られている。焼き芋「紅天使」はヤオコー、OKなどのスーパーで買える。埼玉を中心に全国183店舗を展開するヤオコーでは年間223万本売れるほどの人気ぶり。さらにこれからの季節は期間限定で新芋の焼き芋が販売される。こちらはホクホク食感が楽しめる。収穫されたさつまいもは3000tのさつまいもが保管されている巨大倉庫へ。こだわりその(2)は巨大貯蔵庫で熟成すること。この貯蔵庫で数ヶ月~1年間芋を寝かせることでさつまいものデンプンが分解して甘くなるという。ちなみに1年熟成された芋と採れたての芋を焼いて比べると熟成されたほうはねっとりとしている。熟成芋を最高の状態で焼き上げるのが「かいつか 焼き芋工場」。工場の最初の工程は洗浄工程。ブラシで汚れを落とし、シャワー・ブラシと空気をかける。かいつか第1工場で1次洗浄を行っていて、キレイな芋が運び込まれるが、皮も可食部として考えているので異物が付着していてはまずいので2次洗浄をして間違いない芋を送っている。洗浄を終えたらいよいよ焼き芋の工程。こだわり(3)はオリジナルオーブンで焼きを極めること。8台のオーブンで一気に焼き上げている。焼き上がった芋は表面はパリッと、中はしっとりと仕上がっている。さらに甘くするために冷やす工程がある。焼き時間よりも長い時間をかけて冷やす。このスパイラル状の冷却器が2台つながっていて、そこを焼き上がったさつまいもがのぼっておりてと移動することでじわじわと甘さが増していくという。そして最高糖度47度の焼き芋「紅天使」ができあがる。