NHKニュース おはよう日本 (ニュース)
東京国立市は春には150本もの桜が咲き誇る並木道がある。この並木沿いにある都立国立高等学校に通う2年生の松浦さん、鈴木さん、眞田さんは、くにたち桜守、大谷和彦さんのために立ち上がった。大谷さんが自費で活動していることを知った3人は、この活動を手伝っている。自分たちもなんとかしたいと見つけたのが、高校生が起業を経験できる模擬起業グランプリ。審査が通れば、30万円の資金を元手に商品を作って販売、利益を上げることができる。30万円の資金を元手に商品を作って販売、利益を上げ、お金を大谷さんに寄付しようと考え、四季折々の桜をイメージして、4種類の入浴剤を作ることにした。続いて、入浴剤を作ってくれる会社探し。5つの会社に問い合わせ打ち合わせを重ねた結果、予算内で受注してくれる会社を見つけた。試作を重ね、4種類の入浴剤が出来上がった。予算内に収めるため、美術部の友達にイラストを描いてもらいパッケージを作り、3か月をかけて商品が完成した。400セットを販売し、25万円の利益を出す計画。無事審査も通過した。宣伝は広報担当の松浦さんがSNSを活用。商品の魅力をアピールしたり、桜守の大谷さんを紹介する動画を投稿した。完成した入浴剤は、10月からインターネットと対面で販売してきた。目標だった25万円の利益を出すことができたという。3人はこれからも桜を守る活動を応援していく。3人の取り組みは、先月、模擬起業グランプリで見事グランプリを受賞した。