桂米朝 なにわ落語青春噺(ばなし) 桂米朝 なにわ落語青春噺
米朝一門の一人の桂吉弥は孫弟子だが、内弟子に住み込みさせてもらったのが1995年3月からの3年間。とにかくお酒が好きな米朝師匠が「もう飲まんでええさかい、ビールのグラスは置いて話に付き合え。わしがどういうふうに酔うていくかよう観察して今後の落語に活かしなさい」などと言ったという。このからはドラマも交えて米朝師匠の人生を振り返る。米朝師匠役は桂吉弥が務める。舞台は戦後すぐの昭和22年。上方落語どん底の時代。米朝師匠はよく「落語家になるのは墜落しかかった飛行機に乗るのも同然」などと言っていたという。米朝が4代目桂米團治の門を叩くところから話は始まる。