NHKスペシャル 混迷の世紀 最終回“超大国・分断” アメリカはどこへ
イアン・ブレマー氏はどちらが勝っても国民の半分は結果を受け入れず合法とみなされない大統領が誕生することになる、アメリカが民主主義を信じなければ多くのことが壊れてしまう、民主主義とは社会に生きる一人一人を尊重する仕組み、市民が異なる考えを持つ人と深いつながりを持つことが重要と話した。ウィスコンシン州の教会では政治の話はタブーとなってきたが、投票が近づき危機感を強めた人たちは政治指導者たちが対立をどう乗り越えてきたか勉強会を開いた。第2代大統領となったジョン・アダムズは共和党の源流となり、アダムズを副大統領として支えたトーマス・ジェファーソンは民主党の源流となった。勉強会では、彼らは個別の問題に関して相違があったがより大きな目標に向けて協力した、今はどちらの陣営も自分たちの立場に固執していると語られ、共和党と民主党の支持者がそれぞれ意見を交換した。ハリス支持者のジョンストンさんは意見の異なる人ともっと深く話し合いたいと考え、申し出に応じたトランプ支持者のウィルキンスさんと1時間議論した。支持しない政治家でも尊重しなければならないという点だけは一致することができた。