ノンストップ! NON STOP!タブロイド
永瀬正敏さんはあす、これまで出演者した作品のエピソードとともに、俳優人生を振り返った著書が発売される。永瀬さんのデビューのきっかけは、大人への反抗心から受けたオーディションにたまたまうかってしまったこと。厳しかった父と祖父には青春の思い出に1本だけという約束で許しを得たという。山田洋次監督の「男はつらいよ」に出演したときに、撮影を家族が観にきてくれたことがあったという。1983年に映画「ションベン・ライダー」でデビュー。共演した坂上忍の姿をみて、俳優さんってすごいんだなと思ったという。その後、数多くのテレビドラマに出演。俳優人生を大きく変えた作品はジム・ジャームッシュ監督の「ミステリー・トレイン」。映画で印象的なシーンはライターを巧みに操るライタートリック。初の海外映画で永瀬さんの知名度はアップした。1991年公開の映画「息子」では数々の映画賞を受賞した。日本アカデミー賞では最優秀助演男優賞・新人俳優賞を受賞。10年近いキャリアだったため新人賞に後ろめたさがあったが、共演した三國連太郎さんから新人賞だけはちゃんともらっておきなさい、新人賞だけはもう二度とないと言われたという。映画「あん」で共演した樹木希林さんからも心に残る言葉をもらった。最初の試写のときに、気持ちがよみがえってきて希林さんを抱きしめてしまったときに、耳元で幸せになってねと言ってもらったという。年齢を重ねるごとに演じることへの変化が出てきたという。みんなと一緒に作品を作っているというの、30代中盤gくらいからより強く思うようなったという。