Nスタ (ニュース)
自民党総裁選の投開票まであと1日、各陣営とも議員票の積み上げにしのぎを削っている。JNNが最終盤の国会議員票の動向について独自に調査したところ、小泉氏が全体の約3割にあたる80人強から指示を受け優位な情勢になっていることがわかった。高市氏と林氏が約50人強を固めて追う展開。党員票では高市氏が優位に立っているとみられ党内では議員票と党員票を合わせると小泉氏と高市氏の決選投票になるとの見方も強まっている。約30人を固めたものの伸び悩む茂木氏は、麻生最高顧問と決選投票で結束して対応できるよう協議したものとみられる。小泉氏は派閥を率いる麻生最高顧問や岸田派の議員に影響力を持つ岸田前総理を相次いで訪問、決選投票に残った場合の支援を要請したものとみられる。麻生最高顧問は、支持は党員票の出方を見るなどギリギリまで判断を示さない方針だという。夕方には総理官邸も訪問した小泉氏は、石破総理に自らを支援するよう重ねて要請したものとみられる。参議院選挙の大敗を受け解党的出直しを掲げた自民党。低調な政策論議に加えて旧派閥やキングメーカーが勝敗を分けかねない状況に「変われ自民党」というキャッチコピーが霞んで見える事態となっている。